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日 時:平成25年6月1日(土)14時半~
講演者:小泉 凡氏(19院博前) 島根県立大学短期大学部教授・小泉八雲記念館顧問
会 場:成城大学 8号館 008番教室

【講演概要】
「将来の日本にとって最も肝要なことは、『自然との共生』と『シンプルライフを維持すること』」
と、1894年に熊本で行った講演「極東の将来」で小泉八雲は語っています。
その2年半後に起きた明治三陸大津波に衝撃を受け、
“Tsunami”という言葉と概念をはじめて西洋に広めたのも八雲でした。
「防災」「共生」「五感力」「文化資源」という切り口で、
八雲の精神性や作品を現代社会に生かす実践活動について、子孫の立場からお話しします。

【講演者プロフィール】
130129_koizumi1961年東京生まれ。
成城学園中学校・同高等学校卒。
同大学文芸学部文化史学科・同大学院文学研究科で民俗学を専攻。
1987年に松江へ赴任。
島根女子短期大学講師・助教授を経て2009年から現職。
2001年~2002年はセントラル・ワシントン大学交換教授。
文化資源を発掘し観光に生かす実践研究や子どもの五感力育成をめざすプロジェクト「子ども塾」で塾長として活動する。
2012年から焼津小泉八雲記念館の名誉館長をつとめる。

 

主著に『民俗学者・小泉八雲』(恒文社、1995年)、『文学アルバム小泉八雲』(共著、恒文社、2000年)ほか。
小泉八雲の直系のひ孫にあたる。