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■会 期:2013年6月15日(土)~8月4日(日)

■会 場:県立神奈川近代文学館 第二展示室
横浜市中区山手町110 (TEL 045-622-6666)
※常設展「文学の森へ 神奈川県と作家たち」第3部と同時開催

■観覧料:一般 400円(300円)
      65歳以上、20歳未満及び学生 200円(150円)
      高校生 100円
      中学生以下 無料
      ()内は20名以上の団体料金
      ※東日本大震災の震災証明書、被災証明書の提示で無料

■開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
■主宰:県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会、
     中原中也記念館

【展覧会の趣意】
中也は生前、知人にあててたくさんの手紙を書き送っており、
なかでも最も多く現存する手紙が、友人・安原喜弘(1文乙、初代同窓会事務局長)あての102通です。
1928年、成城高校で文学、演劇活動を行っていた安原は中也と出会い、
二人は同人誌「白痴群」で活動を友にしたり、
難航を極めた中也の第1詩集『山羊の歌』(1934)出版に向けて協力し合うなど、文学を通じた交友を深めました。

中也の死後、安原が著した『中原中也の手紙』(1950)は、
当時「知られることの余りにも少い詩人」だった中也の人間像を伝えるため、
遺された手紙に文章を添えて公表したもので、
中也研究における第一級の伝記資料であると同時に、
芸術を追い求める青年同士の間に生まれた、友情を超える魂の交流の記録でもあります。

本展は、2012年夏から秋にかけて山口市の中原中也記念館で開催された
特別企画展「中原中也の手紙-安原喜弘との交友」をもとに再構成したものです。
本展では中也が安原にあてた手紙102通を初めて一堂に展示するほか、
二人の生涯や創作活動を紹介する新たな資料を加え、『中原中也の手紙』に描かれた交流の軌跡を紹介します。