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日 時:平成26年12月6日(土)14時半~
講演者:山田 哲夫(17高D) 
会 場:成城大学 3号館 312番教室

【講演概要】
今日、世界では特に経済・社会の面での国際化(グローバリゼーション)が急速に進んでいるが、民間、政府にかかわらず殆どの日本人は、本来の意味での国際化の意識を持っていないように思われる。

地球の何処かでの問題は、即我々の生活に影響を及ぼす。世界の平和と繁栄があってこそ、我が国の繁栄と安全が実現されるのである。このためには、特に発展途上国に対する、より大きな国際開発協力が不可欠である。技術の面で優れていても国際貢献度が低ければ世界からの尊敬は得られず、国際舞台での発言力も弱くなる。地球共同体の一員としての日本が世界からの尊敬を得るためには、国際貢献を量・質において増大させること、そのためには、個々の日本人の多くが真の国際人になることが不可欠である。

この講義では、以下について私見を交えて簡単に言及する。
「知識人と真の国際人」、「途上国問題と日本人の問題意識」、「国際協力の重要性」
「日本政府の国際開発協力」、「日本人のコミュニケーションや日常習慣における特異性」

20140915_yamada【講演者プロフィール】
成城学園で初等科から高校迄学ぶ。その後、上智大学でマクロ経済学と理論統計学、米国と英国の大学院で、統計学・計量経済学と国際経済学を専攻。帰国後、日本政府の国際開発協力の一環としてのJICA、運輸省、通産省による発展途上国開発協力と外務省の途上国問題の経済学的分析プロジェクトに産業経済計量分析の専門家として参加。
1976年末から国連工業開発機関(UNIDO)に勤務、国際工業統計データベースの構築に従事。後半は統計活動と国際マクロ工業経済リサーチのマネージメント、産業統計の国際標準化の主導、発展途上国政府に対する短期講義等。退官後は、国際コンサルタント業務、及び南山大(名古屋)、東工大大学院(東京)、アジア経済研究所(千葉県)での集中講義。国際工業経済分析及び産業統計の分野での著書・論文多数。