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公益叢書 第七輯 SDGsとパンデミックに対応した公益の実現

執筆者のうち学園関係者
境 新一(現教員、現代公益学会副会長):第 1 章、まえがき
大森弘喜(本学名誉教授):第 2 章
谷 真哉(本学大学院博士課程後期 在籍):第 6 章

2022年1月20日発行
文眞堂
定価:3,960円(本体 3,600円+税)
ISBN:978-4-8309-5149-7(4-8309-5149-4)
A5判 290頁

【主要目次】
第Ⅰ部 SDGsパンデミックによる社会変革と価値創造
第1章 ポスト・コロナにおける社会変革と新事業創造のための発想法―原点回帰と公益の実現を目指して―(境 新一)
第2章 結核流行と公衆衛生(大森弘喜)
第3章 コロナ禍で炙り出されたグローバリゼーションの影とその対応―国際公益とSDGsの観点から―(鈴木裕明)

第Ⅱ部 SDGsと企業の公益実現に関わる課題解決
第4章 ステークホルダー資本主義と持続可能な開発(安田尚道)
第5章 現代の消費者政策・消費者法における公益の視点―企業の社会的責任、消費者の権利、消費者の社会的責任の関係―(松本恒雄)
第6章
ショッピングセンターの公益的役割と地域ブランドに基づく新たな価値創出に関する研究―地域性にみる消費者とのネットワーク形成の可能性に関する一考察―(谷 真哉)
第7章 地方創生で求められる地域銀行の役割―地域密着型金融における課題と地域貢献に向けたビジネス可能性―(浜田陽二)
第8章 脱炭素化・SDGs・コロナがもたらす社会変革(北沢 栄)

第Ⅲ部 SDGsの理念と社会問題に対する処方箋
第9章 被害者運動の「公益をめぐる闘争」―田中正造・公害・薬害・医療訴訟そしてSDGs―(仁茂田恭一郎)
第10章 労働分野における企業の社会的責任(CSR)―2010年代の動向を中心に―(大森真紀)
第11章 関東の河川におけるSDGsに関する環境(苗村晶彦)

本書は時節を投影した「SDGsとコロナによるパンデミック」に対応し、どのように公益を実現していくのかについて、11名の専門家が挑んだ力作。本書の構成は、「SDGs、パンデミックによる社会変革と価値創造」「SDGsと企業の公益実現に関わる課題解決」「SDGsの理念と社会問題に対する処方箋」からなり、様々な課題提起と解決に公益の視角から可能性と展望を示す。